【徹底解説】イギリス大学院留学の出願準備とスケジュールの流れについて

専門性を高めるために、社会人の大学院留学も増えてきました。

私も10年ほど看護の臨床経験を積んでから、専門性を深めたいと思いイギリス大学院留学を決意しました。

マキノ

今回は大学院留学に必要な準備とスケジュールについて紹介するよ。

この記事は以下の方にお勧めです。

  • イギリス大学院留学の準備中でスケジュールについて知りたい方
  • イギリス大学院進学に必要な出願書類を準備について知りたい方
目次

大学院進学の目的を明確にする

まずはなぜ大学院へ進学したいのか、そしてなぜ海外の大学院なのか目的を明確にしましょう

目的を明確にすることによって、留学中つらいことがあっても、踏ん張って前に進んでいけます。

また大学院に行って得るものは何か、また卒業後の自分にどんなメリットがあるのか、将来のビジョンまで考えましょう

留学には準備に時間と費用もかかりますので、費用対効果を十分に考えて大学院留学が本当に自分にとって価値があるのかを十分に考えましょう。

ヒヨコ

マキノはなぜいったのかな?

マキノ

私は、グローバルヘルスについて具体的に学びたかったからだよ。海外の大学院の方が専門性が高いからね。

大学院出願準備から入学までのスケジュールを把握する

大学院出願準備~入学までのスケジュール

大学院のプログラムによって開始時期が異なりますが、ほとんどのプログラムが9、10月開始です。

マキノ

スケジュールは下記の通りです。順番に解説していくよ。

大学院の情報収集をして出願校を決定する

入学の2~1年半前くらいから出願の準備をしましょう。

自分の目的にあった大学院のコースを、計3~5校程度に絞り込みます

マキノ

自分のレベルに合わせ、チャレンジ、本命、滑り止めとレベル別にコースを考えておくといいですね

出願校を決めるには多角的な方法で出願校の情報収集をしましょう。

  • 大学のHPをチェックする
  • 希望の大学院を卒業生から話を聞く
  • 留学エージェントから大学の情報を得る
  • 実際に大学が主催しているイベントや見学会に参加する
  • インターネットで卒業生のブログ等を読む

ローリング審査のため10、11月に出願できるよう準備をする

イギリス大学院はローリング審査制度を採用しています。

ローリング審査制度とは:先着順に審査し、順次に合否をしていく制度です

つまり早い者勝ち!!

優秀な生徒から合格を出して定員に満たしていくため、早期は合格枠に空きが多くあり断然合格しやすい!!

また早く出願することで、渡英までの準備にゆとりができしっかりと留学の準備ができます

大学院留学の出願に必要な準備

大学の成績証明書(GPA)

大学院留学をする場合は大学の評定平均(GPA)の提出が必要です。

GPAはGrade Point Averageの略で、海外の大学などで一般的に使用されている成績の平均値のことです。

大学に問い合わせ英文成績証明書を発行してもらいましょう。大学によっては、発行に日数を要しますので余裕をもって依頼しましょう。

語学力証明(IELTS/TOEFL)

留学先によって英語の要求スコアは変わってきます。イギリスはIELTS(アカデミック)を語学力証明としているところが多いですが、最近ではTOEFLiBTのスコアを採用する大学も増えてきています。

一般的にIELTSであれば9.0中6.5~7.5、TOEFLであれば120点中80~100点程度のスコアが求められます。

英語スコアが足りないからと出願時期を遅らせないで!!出願時期の理想は上記に述べた通り11月です。

マキノ

出願時に英語スコアが足りなくても大丈夫!!
条件付き合格(Conditional offer)があります!

条件付き合格制度とは、英語の条件が付いた合格をもらうことができる制度です。

出願コースの要求スコアに、出願時のスコアが足りなくても合格がもらえます。英語力以外の出願書類(大学の成績証明書、エッセイ、推薦状等)で審査をしてもらえます。

条件付き合格の場合は、5-6月くらいまでに大学が要求するスコアをとることをお勧めします。

推薦状2~3通(letter of recommendation)

海外の大学院進学には2-3通の推薦状が必要です。

大学の場合は准教授 or 教授、職場の場合は上司に依頼することが一般的です。

推薦状は必ず、自分のことをよく知っている人に頼みましょう。上辺だけの内容では必ず審査員にばれます。職場や学校での具体的なエピソードなど入れてもらうとぐっと印象が良くなります。

マキノ

私は2通必要で、大学の教授と病院の上司(看護部長)に頼んだよ。

ヒヨコ

推薦人が英語で書けない場合はどうしたらいいの?

マキノ

私は日本語で書いてもらい、それを業者に翻訳してもらったよ。

推薦状を書く時間、翻訳にかかる時間等を考えて3~2カ月前くらいは余裕をもって依頼しましょう!

志望動機書(Statement of Purpose)

志望動機書は、大学院側が、この人物は留学させる価値がある人なのかを判断する超重要書類です。

大学院側が見ている内容は以下です。

  • なぜそのコースを希望するのか、選んだ経緯や熱意
  • 自分が大学に入ってどのように貢献できるのか
  • 卒業をすることでの将来の展望は何か
マキノ

志望動機書はかなり重要なので必ず他者に添削してもらってください!

履歴書(CV:Curriculum Vitae)

海外大学院留学の履歴書は、日本のようにフォーマットが無い事がほとんどです。

書く内容も、分量も自由ですがA4用紙1枚程度がよいでしょう。箇条書きにわかりやすく簡潔に書きましょう。

マキノ

CVは自己アピールの場です。これまでの功績などを載せるといいよ

以下の内容をCVに含むと良いでしょう。

  • 連絡先
  • 学歴
  • 職歴
  • これまでの業績や経験
  • 執筆や出版経歴
  • 趣味などを入れても良い
ヒヨコ

マキノはどんなことを書いたの?

マキノ

私は、海外で働いた功績やジャーナルなどの執筆経験などアピールポイントとして書いたよ

その他大学が要求する書類

その他、大学の要求によって必要書類があれば早めに準備をしましょう。

留学のためにの仕事を辞めるか、休職するか

社会人が留学する場合、仕事を辞めるか、休職するかとても悩ましいですよね。

どちらもメリットデメリットがあるため、留学後の自分のキャリアをよく考えて決めましょう。

マキノ

私は退職か休職がめちゃくちゃ悩んだ末に休職にしました!

私が退職ではなく休職を選んだ理由

私は、留学を決意した時に留学=退職と決めていたのですが、じっくり考えて休職に切り替えました。

その理由は以下です。

  • 留学を終えた時に就職活動をしなくてよい
  • 今の職場で十分に留学後のキャリアを活かせる
  • 留学の為の休職制度はなかったが、制度を作ってくれた
  • 社会保険に関する手続きは会社がしてくれる

もちろん退職して、留学後に新たなキャリアを踏み出して築くという選択肢もあります。どちらが自分に合っているのかを考えて退職か休職かを選びましょう。

まとめ

大学院留学の出願準備~入学までは余裕をもって2年~1年半あるといいでしょう。

合格率を上げるポイントは11月に早期出願することです‼

出願書類は丁寧に準備しましょう!必ず添削を受けてください。英語の間違いは命取りです!!

出願書類でいかに自己アピールできるかがポイントになってきます。

出願書類は過去のあなたがどうであったか、そして大学院を卒業したあなたが未来どうのように活躍をするのかを見通す役割を持っています。大学側が「この人に来てもらいたい‼」と思うような内容を盛り込みましょう。

  • 大学成績表:いままでの学業上の成果→過去
  • 履歴書:いままでのキャリアと業績→過去
  • 推薦状:他者から見たあなたの長所→過去
  • 志望動機書:留学中にしたことや、これからのキャリアの展望→未来

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