英語学習を始める上で欠かせないのが学習目標を立てる事です。

英語学習をする上で目標ってどうやって立てたらいいのかな?



今回は具体的に目標の設定と達成のコツを徹底解説するよ!
個人に合った、明確かつ具体的な目標を立てることが、英語力を飛躍的に上昇させるステップの第一歩となります。
以下の記事を参考にしてしっかりと目標設定のコツを把握して、自分にあった英語学習目標を設定していきましょう!
この記事は以下の方にお勧めです。
- これから英語学習を始めようとしている方
- 英語学習目標をどのように立てるかわからない方
英語学習における目標設定のメリット
英語学習において目標を立てる事は以下のメリットがあります。
学習内容が明確となる
学習目標の一番のメリットは、日々勉強する内容が明確になりわかりやすいということにあります。
英語の勉強はいっぱいで山ほどあります。さてどれからやるかと迷っている時間は無駄です。
目標が決まっていれば、学習計画が立てやすくなり、日々やらなければいけない学習が明確になります。
目の前にある、小さな敵(簡単な勉強)をどんどん倒していけばいつの間にかラスボス(試験)を倒す(合格)に近づく力がついているものです。



具体的で細かい目標は地図みたいなものです!地図なしでは目的にたどりつくのは難しいし時間がかかるよ!
学習のモチベーション維持につながる
学習継続において、勉強へのモチベーションはとても大切です。
目標がないということは、地図なしでゴールに向かって走り出すようなものです。行く場所がわからないのに走り続ける事(勉強し続ける事)は不可能です。
敵(誘惑)がいっぱい現れ、モチベーションは下がり必ず挫折します。
英語学習における目標設定のコツ
学習目標はただ立てればいいというものではありません。具体的で明確に立てる必要があります。
地図があってもそれが、大雑把であれば目的地にたどり着くまでに迷いますよね?それと同じです。
目標設定にもコツがあるので以下のポイントをしっかりとおさえて目標を立てましょう。
SMARTの法則で明確な目標を立てる
目標はSMARTの法則で設定するのがお勧めです。
SMARTの法則は効果的な目標設定に不可欠な5つの要素の英語の頭文字をとってできたものです。
- Specific(具体的な):具体的で明確な言葉で表現されている。
- Measurable(測定可能な):成果を数値的に評価できるものである。
- Achievable(達成可能な) :現実的に達成可能である。
- Relevant(関連的な):自分の利益に関連した内容である。
- Time-bound(期間が明確な) :達成するべき期限が設定されている。
Specific(具体的な)
目標は具体的にあるべきです。誰に目標を伝えても、全ての人が同じように理解できる内容であるべきです。
例えば「英語力を伸ばしたい」という目標を聞いた時、あなたはどの程度と思い浮かべますか?人によって違いますよね。
以下具体例です。
✕:英語力を伸ばしたい
〇:英語でコミュニケーションをとりながら仕事ができるくらいの英語力にしたい
具体的な目標設定は、その後の学習計画にも影響を与える為SMARTの中でも一番重要な部分といえるでしょう。
Measurable(測定可能な)
目標を達成したかどうかを測定することは、その後の学習のモチベーション維持にも影響します。
あいまいな目標の場合、達成できたかどうかわからず、学習が効果的かどうかの評価が行えません。
以下の具体例です。
✕:英語力を伸ばしたい
〇:TOEICで800点をとりたい
測定可能なものとして試験の点数などを用いると、学習評価が正確に行え、目標と現状のギャップが把握可能になります。



合否ででる英語試験より、点数ででる英語試験の方が、自分の現状と目標までの道のりがわかりやすく評価できるのでお勧めです。
Achievable(達成可能な)
挑戦して頑張れば達成できる目標が効果的です。目標が高すぎると挫折の原因になります。
例えば今の自分が英語初心者で、学習を始めたばかりの場合は以下のような目標設定が良いでしょう。
✕:ネイティブレベルで英語をペラペラに話せるようになる
〇:自分の言いたいことを、英語で伝える事ができる。
生粋の日本育ちの日本人にとって、「英語ネイティブ並みになる」というのは非常にレベルの高い次元です。
しかし、自分の言いたいことを英語で伝える事は、勉強すればできるようになります。
今の自分の現状から、少し上のレベルに目標を設定しましょう。
Relevant(関連的な)
立案した目標が、自分の人生においてメリットになるか、仕事をする上で「昇進」「昇給」などの利益をもたらすものかはとても重要です。
利益やメリットをもたらす目標は、学習のモチベーション維持に大きく貢献をしてくれます。
例えば自分がどのような場面で英語を使いと思っているのかによって目標も変わってきます。
大学院留学したい人→アカデミックな英語を身に付ける
仕事で英語を使いたい人→ビジネス英語を身に付ける
目標を達成することで得られるメリットが、自分のやりたいことや将来のビジョンと一致しているような目標設定が重要です。
Time-bound(期間が明確な)
いつまでにその目標を達成するか期限を決める必要があります。
期限があることで、集中して学習に取り組むことができますし、日々やらなくてはいけない学習量の決定などもできます。
以下の2つの目標を比べてみましょう。
✕:いつかTOEIC800点を達成する
〇:半年後にTOEIC800点を達成する
時間切迫は人のやる気を刺激します。
達成する期間が決まっていないと人はだらだら学習をしてしまい、結局目標を達成できないままになります。
必ず具体的な目標とともにその期間を設定しましょう。
長期(大きな)目標から短期(小さな)目標を設定する
目標を適切に設定することはとても大切です。目標にも長期(大きな)~短期(小さな)と多く存在します。
長期・中期・短期の3目標は最低限設定しましょう。
- 長期目標:将来の夢や人生の方向性などのやりたいこと。
- 短期目標:将来やりたいことを達成するための途中段階で達成すべきこと。
- 短期目標:目標達成に必要な日々の具体的な取り組みのこと。



私が実際に実行した設定目標設定を例に説明していくよ。
長期目標
長期目標は将来の夢や人生の方向性などのやりたいこととなります。社会人や学生など自分の立場によって変わってくると思います。
例えば学生の場合は、なりたい職業、入りたい大学などになります。社会人の場合は、仕事でやりたい大きなことなどを目標にしましょう。
中期目標
中期目標は長期目標より具体的なものにします。例えば偏差値を上げるや資格習得などです。
明確な数値で目標を立てることで、達成しやすく勉強することもはっきりと見えてきます。
短期目標
短期目標は目標達成に必要な日々取り組みを指します。
短期目標の中でも、またさらに細かく日々行うことを設定すると学習が行いやすくなります。
数週間~数日でできる具体的な取り組みを考えていきましょう。
例えは以下です。
長期目標は漠然としていても大丈夫ですが、中期目標と短期目標はしっかりと具体的に立案していきましょう。
目標達成期間を決める
SMARTのTime-bound(期間が明確な)でも説明しましたが、目標を達成する期間を必ず決めましょう。
人によって達成期間は違いますが、下記を参考にして目標期間を設定しましょう。
- 長期目標:一般的に2~3年くらいで達成可能な目標。
- 短期目標:約1年ごとのスパンで達成できる目標。
- 短期目標:約数週間~3カ月で達成できる目標。
目標によって期間の設定も変わってきますが、必ず長期・中期・短期で考えるようにしましょう。
英語学習目標を達成するためのコツ
目標や達成進捗を記録し目につくところに貼る
目標や達成度の進捗を目に見えるところに貼っておきましょう。
常に目に見えるところに、目標を貼っておくことで毎日目標を意識しながら学習に取り組むことができます。
また、達成進捗を見返した時にこれだけ頑張ったんだと目に見えてわかり、自分の成長を実感することができます。
達成感は次の学習のモチベーションアップになります。



勉強机などに貼るのもお勧めです。見えるところが恥ずかしい方は手帳など毎日目にするものに記載しておくと目標を意識できます。
身近の人に目標を共有する
目標は、誰かと共有することでモチベーションアップにつながり、学習の意欲を刺激させます。
特に同じ目標を持つ仲間であると、お互いに切磋琢磨することができ相乗効果も見込めます。
友達に宣言した手前、やめられないなぁなど自分を追い込むのに良い手段と言えるでしょう。
知り合いに宣言するのはなんだか恥ずかしいと思っている方は、SNSなど利用して知らない人に宣言するのも一つの手です。



マキノは誰かに目標を伝えたの?



私は「海外で働きたい」という目標をあえて仕事の上司に伝える事で、自分にプレッシャーを与え学習の意欲にしていたよ。
目標を達成したらご褒美をあげる
小さな目標を達成したら頑張った自分にご褒美をあげましょう。
単語帳を一冊やり終えたなど短期目標で構いません。美味しいものを食べるや、友達と遊びに行くなど楽しいと思えることを取り入れていきましょう。
ご褒美がインセンティブになり、学習目標を達成しようと頑張ることができます。



私は単語帳を終えたら少し高い大好きなケーキ買って食べるなど自分自身にご褒美を与えたよ。
目標達成後の自分を想像する
英語学習にはマインドセットが大切です。
マインドセットはポジティブなものとネガティブなものがあります。
ポジティブなものは成長マインドセットと言われ、自分の能力は努力や経験で伸ばせることができるという考え方です。
成長マインドセットを持っている方は、学習を諦めずに継続させ、困難なことでも粘りずよく頑張るという傾向があります。
英語が出来る人がいたらその方をロールモデルにして、その人を追い越すくらいできる自分をイメージしてポジティブなマインドセットに変えていきましょう。



成長マインドセットはとても大切です。成長マインドセットを作るためにスポーツ選手などもイメージトレーニングをしてるよ。
まとめ:目標は必ず見直しと修正をしよう
英語学習をする上で、目標設定は学習のモチベーション維持や学習計画が明確にできるので必ず実施しましょう。
目標設定のポイントは以下です。
- SMARTの法則で明確な目標を立てること
- 長期(大きな)目標から短期(小さな)目標を設定する
- 必ず各目標の達成期間を決める
目標設定をしても必ず目標通りに学習が進むわけではありません。
必ず定期的に目標を見直し修正していきましょう。