日本では受験する事ができる英語試験が多くあります。みなさんも一度は受けた事があるのではないでしょうか?

色々な種類ありそうだけど、結局どれが一番いいのかな?



それぞれ受ける目的でどの試験がいいか変わるので、それぞれの試験の違いを知ろう‼
この記事は以下の方にお勧めです。
- 英語の試験の種類を知りたい
- 試験の内容や違いを比較して、自分にあった試験を見つけて挑戦したい
- これから試験を受けようと思っている人
英語資格を持つ意味


英語ができるようになりたい!!という人は多いですよね。英語の資格を持つ意味はなんでしょうか?
英語試験の勉強は大変だけど、試験を受ける意義は十分にあります。
現在の自分の英語力を知ることができる
英語を話せるようになりたい‼と思って最初にしなくてはいけないことは、自分の今のレベルを知るという事です。
自分の英語力を知って、ライティング、スピーキング、リスニング、リーディングのどこが弱いかを知ることで対策をたやすくなります。
目標をたててレベルアップできる
英語はいきなりできるようになることはありません。
目標をしっかりと立てて、正しい勉強法をすることでモチベーションを維持しながら目標達成ができます。
いきなり大きな目標をたてると、道のりが長すぎて挫折する可能性があります。細かな目標設定をすることで最終目標までの道のりが短くなります。
この短期目標に英語スコアや資格を設定するとやる気もアップします。
客観的に評価してもらえる
就職や転職の面接の時に「英語できます」と言ってもそれを客観的に証明することができません。
TOEICスコア800、英検準1級など具体的なスコアや資格を持っていると、客観的に評価してもえます。
そのため海外で働く場合や、企業の就職条件に英語資格の条件もあります。



英語資格によって高い英語力を証明できれば転職もかなり有利です。


知名度NO. 1 TOEIC Listening & Reading Test
TOEICは、ビジネスに対応した英語資格として多くの企業で英語能力の証明のため認められ、就職活動や転職活動に有利な資格です。そのため、大学生や社会人に人気が高いテストです。
TOEICは英語の「話す」「聞く」「書く」「読む」の4技能のテストと難易度を組み合わせた5つのテストが存在します。


一般的にはTOEICと呼ばれものはTOEIC Listening & Reading Testを示します。ここでもTOEIC Listening & Reading Testついての説明をしていきます。
TOEIC試験概要
名称 | TOEIC Listening & Reading Test |
受験料 | 7,810円(税込) |
試験日 | 10~11回/年 |
採点方式 | トータルスコア10~990点で5点刻 (リスニング5~495点、リーディング5~495点) |
試験時間 | リスニング:45分間 リーディング:75分間 |
試験内容・形式 | 【マークシート方式】 リスニング(Part1~Part4):100問 リーディング(Part5~Part7):100問 |
公式サイト | 【公式】TOEIC Program |
会社などに必要な英語能力を証明したい人
ビジネス英語を効率よく勉強したい人
文部科学省後援の試験である 英検
TOEICと並んで日本で最もよく知られている英語資格試験です。
「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語4技能を測定することが可能です。日常生活からアカデミック、ビジネスまで、幅広い範囲の英語が測定できるよう設計されています。
文部科学省後援の試験であるため、各種学校や企業で採用され、小学生から社会人まで幅広い層が受験しています。
1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つの級があります。
英検試験概要
名称 | 実用英語能力検定 |
受験料 | 1級:10,300円 準1級:8,400円 2級:7,400円 準2級:6,900円 3級:5,900円 4級:3,600円 5級:3,000円 |
試験日 | 3回/年(6月・10月・1月) |
採点方式 | 級によって合計スコアと合格スコアが異なる 正答率全体の6~7割程度で合格 |
試験時間 | 1級:130分 準1級:115分 2級:110分 準2級:90分 3級:65分 4級:65分 5級:45分 ※1次試験の試験時間です |
試験内容・形式 | 筆記試験:リーディング・ライティング・リスニング 面接試験:スピーキング(1~3級のみ) |
公式サイト | 【公式】英検 |
会社や学校に必要な英語能力を証明したい人
日常生活からビジネス英語まで幅広く勉強したい人
国際的に通用する英語試験 IELTS
IELTSとは、世界140ヵ国、10,000以上の機関で認定されている英語運用力を評価する4技能型試験です。
イギリス発祥の英語試験で、英語圏の国々に留学、就労、または移住するための英語力証明になります。目的別にアカデミックモジュールとジェネラルモジュールの2種類があります。看護師として働きたい場合はアカデミックモジュールの受講が必要です。
IELTS試験概要
名称 | International English Language Testing System (IELTS:アイエルツ) |
受験料 | 25,380円 |
試験日 | 全国16都市のテストセンターでほぼ毎週 |
採点方式 | 各4セクション1.0~9.0のスコア |
試験時間 | リーディング:60分 ライティング:60分 リスニング:30分 (ペーパー版は転記するため+10分) スピーキング:11~14分程度 |
試験内容・形式 | 【ペーパー版/コンピューター版の2種類】 筆記試験…リーディング・ライティング・リスニング 面接試験…スピーキング |
公式サイト | 【公式】IELTS |
海外留学に必要。イギリスをはじめとする英語圏への移住、および大学出願のため提出
海外で看護師として就労したい人
国際基準の英語能力測定 TOEFL
TOEFLはアメリカ合衆国発祥の世界150か国、11,000以上の大学、機関で活用されている英語運用力を評価する4技能型試験です。アカデミックな環境で必要とされる英語力を測ることを目的とした英語能力を測定するテストです。
英語圏の大学へ留学・研究を希望する者を主な対象としており、英語圏の教育機関が入学希望者の外国語としての英語力を判定する際に用いらます。
現在のテスト形式は、コンピューター上で行うComputer Based Testing(Internet-Based Testing、TOEFL iBT)です。


TOEFL試験概要
名称 | Test of English as a Foreign Language (TOEFL:トーフル) |
受験料 | US$245 |
試験日 | 日本の18都市3~5回/月(大都市ではほぼ毎週末) |
採点方式 | 合計120点満点 各セクション30点満点 |
試験時間 | 【約3時間程度】 リーディング:54~72分 リスニング:41~57分 スピーキング:17分 ライティング:50分 |
試験内容・形式 | コンピューター方式 リーディング:30~40問 リスニング:28~39問 スピーキング:4問 ライティング:2問 |
公式サイト | 【公式】TOEFL iBT |
海外留学に必要。アメリカ、カナダなどの大学、大学院へ出願したい人


看護師にとって英語資格のおすすめはどれ?



転職・就職ならTOEICを活用しよう!
転職や就職で、英語力を証明したい場合はTOEICか英検がおすすめです。この2検定は海外ではあまり一般的ではありませんが、日本での知名度は抜群です。
英語が得意でない人でも英語力の判断がしやすいです。また英語試験の難易度もIELTS、TOEFLと比べると易しいので点数が取りやすいです。



海外で看護師として就職したい、大学院留学したいならIELTSかTOEFLが必要。
IELTSはイギリス英語、TOEFLはアメリカ英語が使用されます。コンピューターでのタイピングが苦手な方当はIELTSのペーパー版がおすすめです。
TOEFLの方が全国18都市で開催され、回数も多く受講できるため受けやすいです。またIELTSはスピーキング試験が別の日に開催されるため、2日間必要ですが、TOEFLは1日で終えることができます。



自分が何をしたいかによって受ける検定が違うね。



そうだね。目的に合った英語試験を選んで勉強しよう。